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豊岡演劇祭について

豊岡演劇祭2020 感染症対策の基本方針・ ガイドライン(9月7日更新)

フェスティバルディレクター 平田オリザから

2020年9月18日(金)

 豊岡演劇祭第一週目が無事に終わりました。豊岡市民の皆様、お客様、関係各位のご協力に感謝申し上げます。
 豊岡演劇祭は、今後も、新型コロナウイルス感染症対策に最大限の注意を払いながら遂行して参ります。

 さて、これまで本演劇祭は、内閣府の示したガイドラインに従い、すべての会場での入場者を定員の50%以下としてきました。そのため、ほとんどの会場で早々に完売となり、多くのお客様にご不便もおかけしてきました。

 報道にもあります通り、9月19日(土)をもって、この制限は撤廃となり、声援などを伴わない劇場、音楽ホールなどにおいては、定員の100%の入場が可能となります。すでにお客様から、チケット発売の再開についてのお問い合わせもいただいております。
 しかしながら豊岡演劇祭では、原則として引き続き50%の枠を守って公演を続けたいと考えております。
 マスク着用の上、一定方向を向いて会話を交わさない「鑑賞」については、科学的にも安全性が実証されるデータが多く示されております。しかしながら観劇をしていただくお客様の「安心」のために、いましばらく50%条項を遵守していきたいと考えました。
 ただし、お子様をお連れのご家族や、サポートを必要とする障がいを持ったお客様などは、特に一席を開けていただく必要はなく、隣り合って座っていただいてかまいません。
 野外での上演も多いことから、椅子の配置など、会場ごとに柔軟性を持って対処させていただきますのでご了解ください。

 引き続き、多くの皆様に豊岡演劇祭を楽しんでいただければと願っております。

豊岡演劇祭2020フェスティバルディレクター  平田オリザ

 感染症対策については、こちらも併せてご覧ください。
https://toyooka-theaterfestival.jp/
https://toyooka-theaterfestival.jp/wp-content/uploads/2020/09/0907.pdf



※以下、掲載内容は8月7日時点の情報を元にしております。何卒ご了承下さい。

 新型コロナウイルスの影響で、豊岡演劇祭に関する告知が全体的に遅くなっておりますことを、改めてお詫び申し上げます。この間、私たちは、当初の国際的な演劇祭から、どこまで規模を縮小すれば演劇祭の開催が可能かを模索してきました。
 皆様ご承知の通り、ウイルスの感染状況は日を追って変化し先の読めない状況です。もちろん、今後、全国的にパンデミックが広がれば、中止という判断も起こりうると今も考えています。
 劇場自体は、たいへん厳しい感染予防対策のガイドラインによって公演を実施し、客席数は現在のところ、定員の半分以下とする予定です。
 首都圏や阪神間など感染拡大地域から参加するアーティストには、スタッフも含めて全員にPCR検査の受診を課し、来豊前に陽性反応が出た場合は、その公演自体を中止する契約となっています。
そのような措置をとっても、感染拡大の状況によっては、開催時点で他地域からのお客様をお断りすることになるかもしれません。その際に生じる混乱を避けるために、まず今回は、但馬地域に限定してのチケット先行販売を行うこととしました。今後の販売地域の拡大については、感染状況の推移を見ながら、追ってお知らせいたします。
 なお、今回の発売は、市内の窓口販売と電話のみの受付となります。インターネットでの販売開始は、8月20日を予定しております。どうか、ご理解いただければ幸いです。

 また、プログラムについていくつかお知らせがあります。
玄武洞における鈴木忠志、高田みどり、SAMGHA/真言聲明の会『羯諦羯諦』の上演は、残念ながら中止とさせていただきます。
岩井秀人(WARE)『いきなり本読み!in 豊岡演劇祭』は、新型コロナウイルスの影響で調整が遅れたため、会場を変更しての開催となります。本公演は出演者が発表できないままでの発売となりますことをご了承ください。
フリンジの演目に関しても同様に調整が遅れたため、詳細を8月14日までにお知らせいたします。
今後も、公演内容に変更が生じる可能性もあるかと思いますが、何卒ご理解いただければと存じます。

 お願いとお詫びばかりになってしまいましたが、私自身四十年近くになる演劇人生の中で、これほどの混乱は初めての経験です。
 第一回の豊岡演劇祭は、まさに波乱の中での船出となります。
 常に、無理のない航行を心掛け、ゆっくりと着実に向こう岸を目指したいと思います。

 豊岡演劇祭2020フェスティバルディレクター
 平田オリザ



※以下、掲載内容は6月30日時点の情報を元にしております。何卒ご了承下さい。

 豊岡演劇祭を開催します。
 もちろん、開催は以前から決まっていたことですが、正式に開催が決定しました。
 全国の演劇ファンの期待に応えるラインナップを組むことができたと自負しています。ここにフリンジ(自主参加)の若手カンパニーが続々と加わっていきます。ご期待ください。

 この春、演劇やダンス、音楽といったパフォーミングアーツの世界は、これまで体験したことのない危機に直面しました。そして、その危機は今も継続しています。
 6月末現在、全国で、劇場は少しずつ再開していますが、三密を避けるために通常のような公演ができるようになるのは、まだまだ先のことのようです。
 9月に開催を予定していた豊岡演劇祭も、一時は開催そのものが危ぶまれる状況に陥りました。幸いにして豊岡市を中心とする但馬地方は、今日に至るまで感染者はゼロであり、城崎温泉や神鍋高原、出石や竹野なども賑わいを取り戻しつつあります。演劇祭実行委員会は、四月以降、毎週のように豊岡市当局と協議を繰り返し、国際共同企画の中止、演目差し替えなどを行ったうえでの開催を決定しました。まだ9月の段階での全国的な感染状況を見ていかなければなりませんが、徹底的な感染防止対策を取ったうえで、規模を縮小しての開催となります。
産業や経済と同様に、文化にもバックアップの機能が必要です。私達は、感染リスクの低い但馬で、芸術復興の小さな灯りをともしていきたいと考えています。

 この演劇祭の大きな特徴は、地域振興、とくに豊岡市の主産業である観光との連動です。多くの演劇ファンの皆さんに、一つでも多くの演目を楽しんでいただきつつ、温泉に入り、蕎麦や但馬牛、海産物などを堪能していただきたい。パフォーミングアーツと観光を連動させた日本で初めてのリゾート型、回遊型の演劇祭を目指します。
 フェスティバルの中心となるJR江原駅前には、フェスティバルカフェを設置します。日本中から集まった演劇ファン、上演団体のアーティストたち、それをつなぐ学術や批評、ジャーナリストの方たちが一堂に会し、今日見た演劇について熱く語り、情報交換を行い、明日見る演目を決めていく、そんな場所を創っていきたいと考えています。フェスティバルカフェとその周辺では、但馬の物産品の購入や日本酒、地ビールの試飲など、様々な賑わいが創出されます。

 ウイルス禍の混乱から開催の発表が遅れ、また、そのために詳細が発表できないままでの中途半端な情報公開になっていることをお詫びいたします。詳しいタイムテーブルや関連企画は、追って発表となります。期待して、お待ちください。

 皆様と劇場で会える日を楽しみにしています。

豊岡演劇祭2020フェスティバルディレクター
平田オリザ

第0回豊岡演劇祭

豊岡市について

豊岡鞄やコウノトリの野生復帰プロジェクトなど知られる豊岡市は、兵庫県の北部(但馬地域)に位置する県内で最も面積が大きい市です。関西有数の観光地として、城崎温泉や、重要伝統的建造物保存地区の出石、竹野浜海水浴場、チューリップまつりの但東、神鍋高原のキャンプ場・スキー場などへ、世界各地から年間400万人もの人々が訪れます。
まちづくりの基本構想に「小さな世界都市-Local & Global City-」を掲げる豊岡市の、新しい挑戦にご期待ください。

豊岡市公式webサイト ディスカバー 豊岡

エリア自動チェックインについて

配布する演劇祭特製ストラップには「エリア自動チェックイン」のためのbluetooth信号の発信器が付帯しています。発信器を身につけた状態で豊岡市内の演劇祭会場や飲食店等の受信機が設置された施設に行くと、自動でチェックインされます。お客様のご来場や移動の情報を収集することにより、感染症対策やより良い運営に繋げていきます。この調査は個人情報を収集するものではありません。
まちづくりと連動した進化する演劇祭の取り組みとして、ご理解とご協力をお願いいたします。

※豊岡演劇祭実行委員会が保有する情報のうち、個人を特定できない形での情報と、チェックイン情報を掛け合わせてモニタリング・分析することで、演劇祭のサービス向上(1.効率的・効果的なイベント運営、2.施設毎の混雑具合の把握、3.演劇祭会場間、豊岡市内の移動手段の充実、4.宿泊や飲食、観光情報の提供、等)のために利用いたします。
※取り組みにご同意いいただけない場合は、お手数ですが発信器の電池を抜いていただいた上でストラップをご使用ください。
※このモニタリング・分析は、豊岡市と(一財)トヨタ・モビリティ基金によって2020年5月に設立した「豊岡スマートコミュニティ推進機構」のプロジェクトの一環となります。

豊岡演劇祭2020パートナー

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