まちづくり×演劇祭

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まちづくり×演劇祭

まちづくりに演劇の力を活かす

コロナウィルス感染症の広がりによって惜しくも開催が見送られた昨年度の演劇祭と開催エリアは変わらず、豊岡内外に広がります。そのため、会場間を移動するモビリティの実験の他、今年度より新たな観光資源の掘り起こしにつながる様々な取り組みがスタート。地域通貨の導入、大学との連携、オリジナルチケットアプリの開発など……演劇の力を活用したまちづくりを推進します。

  • 演劇祭で
    地域通貨を導入!?

    豊岡演劇祭では「共感コミュニティ通貨 eumo(ユーモ)」を活用した、豊岡演劇祭応援コインを導入します。通貨単位は1CLAP(クラップ)=1円相当として、共感の気持ちが地域経済の循環の一部となる仕組みです。また、チケットシステムは、スマートフォンを使った「非接触型入場管理」に対応。路線バスの乗り放題&お店で使えるクーポンなどもシステムに統合して、スムーズな観劇や移動を実現します。

  • 観光客も市民も
    みんなで大交流!

    「小さな世界都市」を目指す豊岡では、観光=大交流と捉えています。日本各地〜海外からのアーティストや障がいを持った方による公演は、誰もが楽しめるプログラムに。さらに、地元に暮らす人たち、観劇に訪れた観光客、出演者らが大交流する場としてのナイトマーケットなど、さまざまな人々の対話が広がる機会と場をつくります。

  • コウノトリも喜ぶ !?
    サスティナブルでいこう!

    豊岡では長年コウノトリの野生復帰に取り組み、今では野外に 300羽以上のコウノトリが暮らしています。豊岡演劇祭では、サスティナブルな社会の実現に向けて、マイボトル運動を展開します。各エリアに給水場を設けるほか、マイボトルによる割引制度も実施予定。また、但馬地方の豊かな自然を身近に感じられる数々の場所が、演劇祭の舞台となります。

  • フェスティバル運営には
    大学生の力も!

    2021年春、豊岡に芸樹文化観光専門職大学が開学しました。演劇やダンスを本格的に学べる初の国公立大学として、すでに学業に励んでいる学生たちももちろん豊岡演劇祭スタッフとして参加。学生ならではのLINEによる情報発信やコミュニケーションにも挑戦します。また演劇祭期間中には、大学でのオープンキャンパスも開催予定です。

フェスティバルディレクター

平田オリザ

豊岡演劇祭2022,開催まで一ヶ月を切りました。
すでに多くのアーティストが豊岡、但馬に入り、創作活動や上演の準備を進めています。

今年の演劇祭のキャッチフレーズ「ここから、はじまる。」という言葉には、多くの願いと希望が込められています。
この夏、東京を中心に日本の演劇界では、上演の中止が相次ぎました。
七月から八月にかけての上演中止は、それ以前の半年に匹敵する数だとの報告も出ています。
上演にあたって、どうしてもマスクを取らなければならない私たち舞台芸術の世界は、今も、上演の直前や上演期間中に出演者に感染者が出れば公演中止となる可能性もある、そういったリスクを全参加者が抱えています。上演ができるかどうかは個人や団体の努力の範囲を超えており、私たちは日々、この不条理を抱えて稽古を続けています。緊急事態宣言下での中止ではないので、何の補償もありません。若手演劇人の心の疲弊は想像を絶するものです。
いまだ続くコロナ禍において、表現の場を守ることは演劇祭の最大の責務となりました。

私たちは、今年も感染防止の最大限の努力をしながら演劇祭を実施して参ります。
前記のように個別の公演は、事前に感染者が一人でも出れば公演中止とします。おそらく、すべてのプログラムを実現することはできないかもしれません。
それでもアーティストには伝えたいことがあります。
表現したい何かがあります。
私たちは、その機会を閉ざさぬように、地道な努力を続けていきたいと思います。

「五年でアジア最大級、十年で世界有数の演劇祭を目指す」
二年前、豊岡演劇祭は明確な数値目標を掲げてスタートしました。
昨年の中止を経て、今年が再開の年になります。
十年後に振り返れば、「あぁ、あそこから始まったのだな」と思ってもらえるような、今年の演劇祭の目標は未来にあります。
「最大級」とは規模だけを指すのではありません。世界に類例のない、誰も見たことのない演劇祭を創り出したいと思います。
アジアの舞台芸術のハブとなり、アジアのすべてのアーティストが憧れる演劇祭となること。アジアの舞台芸術のことを知るために、世界中から人々が集まってくること。芸術の力による地域の魅力の再発見。

ここに、観光と連動した、世界でも類似するもののない新しい演劇祭が始まります。
ここから、はじまります。

豊岡演劇祭実行委員会 会長 (豊岡ツーリズム協議会)

高宮浩之

豊岡演劇祭2022の開催に向けてワクワクしながら取り組んでいます。昨年は準備を整えチケット販売も開始しておりましたが、緊急事態宣言が発令されやむなく中止となり大変ご迷惑をおかけいたしました。今年は昨年溜まったエネルギーもあわせて皆様に楽しんで頂きたいと準備を進めております。豊岡演劇祭が開催される豊岡市、養父市、香美町は山陰海岸ジオパークエリアで海も山も温泉もあります。食にも恵まれ、豊岡鞄などの特産品も多く、地域それぞれに歴史、文化がありますのでお越し頂いた方には地域全体をお楽しみ頂ければと思います。

「豊岡演劇祭ではじめる持続可能なまちづくり」をテーマに当初より演劇祭の活動をまちづくりにつなげたいと心がけてきました。今までも点在するエリアのアクセス改善のためにオンデマンド交通にトライしたり、移動ログのデータをとり人の流れを把握したり、新たな就労の機会につなげたり、地域の魅力の再発見につなげたりといろんな切り口で活動して参りました。豊岡演劇祭でこんなことが出来ないかというアイデアがあれば是非お声がけ下さい。皆さんと一緒に豊岡演劇祭を作り上げていければと思っています。

地方に住む私たちにとっても、選りすぐりの作品を生で観ることができる演劇祭の開催は大きな喜びです。皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。

豊岡演劇祭応援コイン

 豊岡演劇祭応援コインは、paypayやLINE PAYと同様にQRコードを読み込んで、代金を支払うサービスです。違うのは、共感や感謝の気持ちを軸に経済を循環させていく地域通貨であること。通貨の単位も、演劇祭にちなんで”CLAP(拍手)”としてます。
チャージはカード決済、または一部利用店舗でも可能です。

豊岡演劇祭よりみちチケット

 豊岡演劇祭よりみちチケットは、豊岡演劇祭をもっと楽しんでもらうために、演劇祭エリアの魅力あふれるお店と連携した周遊チケットです。ランチやディナーにお使いいただける飲食店の割引特典や、お土産にぴったりの雑貨がもらえる特典まで、豊岡エリアのお店を楽しんでいただける仕掛けが盛りだくさん。

コロナウイルス感染症対策について

 豊岡演劇祭実行委員会では、「豊岡演劇祭2022」においても、国、地方自治体が定める対処方針や業務別ガイドライン等を遵守するとともに、徹底した感染症対策に取り組み、安全な演劇祭を目指します。

ハラスメント防止ガイドライン

豊岡演劇祭ではガイドラインを設け、ハラスメントの防止に努めています。

  • 豊岡演劇祭実行委員会

  • 構成団体

    (特非)コミュニティアートセンタープラッツ
    (一社)豊岡 観光イノベーション
    兵庫県但馬県民局
    豊岡ツーリズム協議会
    豊岡市
    養父市
    豊岡商工会議所
    豊岡市商工会
  • 事務局

    豊岡市役所大交流課
  • 豊岡演劇祭2022

  • 主催

    豊岡演劇祭実行委員会
  • パートナー

    日本航空株式会社
    全但バス株式会社
    西日本旅客鉄道株式会社福知山支社
    scheme verge株式会社
    山陰海岸ジオパーク推進協議会
    城崎温泉旅館協同組合
    一般社団法人豊岡アートアクション
    株式会社アトリエムース
  • 企業版ふるさと納税寄付企業

    株式会社ウチダシステムズ
    株式会社ヴェンダス
    株式会社 SD 科学
    株式会社ダイレクトマーケティングミックス
    株式会社デジタル・アド・サービス
    東海バネ工業株式会社
    日本リファイン株式会社
    株式会社ノヴィータ
    三菱地所株式会社
  • 豊岡演劇祭 2022 企画・運営体制

    フェスティバルディレクター
    平田 オリザ
    アドバイザー
    相馬 千秋
    (特定非営利活動法人芸術公社)
    プランニングチーム統括
    藤井 さゆり
    (特定非営利活動法人芸術公社)
    プロデューサー
    加藤 奈紬
    プロデューサー
    河村 竜也
    プロデューサー
    田口 幹也
    プロデューサー
    松岡 大貴
    コーディネーター
    井坂 浩
    コーディネーター
    熊谷 祐子
    コーディネーター
    小峠 良太
    コーディネーター
    友金 彩佳
    コーディネーター
    中原 信貴
    コーディネーター
    渡辺 瑞帆
    テクニカルディレクター
    武吉 浩二
    (株式会社カンパーナ)
    モビリティディレクター
    野津 直樹
    ナイトマーケットディレクター
    松宮 未来子
    制作(ディレクターズプログラム)
    吉田 雄一郎
    (一般社団法人POST)
    制作(ディレクターズプログラム)
    橋本 麻希
    (一般社団法人POST)
    制作(ディレクターズプログラム)
    木皮 成
    (合同会社フットワークス)
    制作(ディレクターズプログラム)
    中嶋 沙弥奈
    (株式会社童司カンパニー)
    票券チーフ
    三坂 恵美
    (合同会社Booster)
    票券
    片山 知音
    (合同会社Booster)
    票券
    佐和 ぐりこ
    受付
    有限会社アゴラ企画
    アートディレクション
    株式会社カナリア
    編集
    影山 裕樹
    編集
    竹内 厚
    デザイン
    谷戸 正樹
    (MYDO LLC)
    撮影
    西岡 潔
    イラスト
    新地 健郎
    DTP
    山口 葉亜奈
    WEBサイト制作
    株式会社ハイファイブ
  • 香美町公演共催

    香美町
  • 令和4年度 文化庁 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
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