豊岡演劇祭実行委員会
豊岡演劇祭応援コイン
Program/Event
9/9(木)- 9/12(日) 11:00/13:00/15:00/17:00/19:00
9/16(木)-9/19(日)11:00/13:00/15:00/17:00/19:00
定員:各回16名
ツァイ・ミンリャン
出演:リー・カンション、チェン・シァンチー、イン・シン、ルー・イーチン
監督:ツァイ・ミンリャン
脚本:ツァイ・ミンリャン、クロード・ワン
エグゼクティブ・プロデューサー:シェール・ワン、リウ・スーミン
プロデューサー:クロード・ワン
共同プロデューサー:クリスティン・チャン
撮影監督:ソン・ウェンチョン
技術統括:ジャック・ホアン
照明:イアン・クー
美術:カオ・ジュンホン、リー・ティエンチュエ、ツァイ・ミンリャン
衣装:ワン・チアフイ
音響:デニス・ツァオ
録音:リー・ユーチー、リー・ポーヤオ
プロダクションマネージャー:ヤヤ・イエ
ポストプロダクションコーディネーター:トミー・チャン
編集:ジャック・ホアン
国際マーケティング:リン・ファンシュー、シャオ・ペイウェン、マオ・リーツー
提供:HTC VIVE
協力:JAUNT CHINA STUDIO
製作総指揮:リウ・スーミン、ジェイムス・フォン
製作:HOMEGREEN FILMS
共同製作:HTC VIVE ORIGINALS, JAUNT CHINA STUDIO , G.C. ENTERTAINMENT
助成:BUREAU OF AUDIOVISUAL AND MUSIC INDUSTRY DEVELOPMENT, MOC
海外販売:HTC VIVE ORIGINALS
豊岡上映
特別協力:HTC NIPPON株式会社、株式会社サードウェーブ
アーティスト・トーク
通訳:樋口裕子
60分
前売一般:2,500円
当日一般:3,000円
前売U25・障がい者:2,000円*
当日U25・障がい者:2,500円*
高校生以下:無料*
*当日要証明書提示
※12歳以下入場不可
※9/18(土)11:00の回は託児サービスあり(要予約)。詳細はチケットページをご確認ください
名実ともに台湾を代表する映画監督ツァイ・ミンリャン。近年では映画のみならず美術や舞台にも表現を拡張し、日本でも多くのファンを魅了し続けている。そのツァイ監督が初めて手がけたVR映画『家在蘭若寺』は、ヴェネチア国際映画祭のVR部門で発表され絶賛された話題作だ。台湾の大手メーカーHTCが開発したVRシステムVive Proを駆使し、観客は360度の視野から映画の中に入り込み、リアルで強烈な体験をすることになる。
舞台は森の中の廃墟。リー・カンション演じる主人公は、謎の病におかされ、無気力にその治療にいそしんでいる。食事も受け付けず、風呂の中で飼っている1匹の魚にしか心を開くことができない彼の周りに、時々現れる女たち。映画は終始無言のまま、この奇妙な家や、森の中に息づく生命、霊、自然の気配を映し出していく。そしてある嵐の瞬間を境に、物語は突然動き出す…。
観客はこの映像詩を五感で受け止め、没入し、やがて自分自身さえも物語の中に浮遊する霊的存在となるような体感を得ることになるはずだ。
【ご参加のお客様への注意事項】
お客様にはご自身でVRヘッドマウントディスプレイをご装着いただきます。開演15分前にガイダンスを開始しますので、お時間に余裕をもってご来場ください。サポートスタッフが着用補助と確認は行います。
※メガネのご使用について
普段メガネをお使いの方はご持参ください。大きいフレームのメガネは、VRヘッドマウントディスプレイに収まらない可能性がございますのでご注意ください。コンタクトレンズをお持ちの方は、コンタクトレンズの着用をおすすめします。
※髪型について
ポニーテールやお団子ヘアなどは、ストラップが固定できず装着が難しい場合があります。
※VR酔いについて
乗物酔いしやすい方は、作品鑑賞時も酔いやすい可能性がございます。服用されている車の酔い止め薬等ございましたら、服用してのご鑑賞をおすすめします。
【アーティスト・トーク】
日時:9/10(金) 14:00-15:30 (予定)
場所:豊岡劇場大ホール
登壇者:ツァイ・ミンリャン(映画監督)、平田オリザ(豊岡演劇祭2021フェスティバルディレクター)
司会:相馬千秋(豊岡演劇祭2021総合プロデューサー)
通訳:樋口裕子
参加:無料・予約不要
※途中退場不可
※ツァイ・ミンリャンはオンラインでの参加となります。
※逐次通訳が入ります。
Profile
ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)
1957年、マレーシア生まれ。77年に台湾に移住。台湾のニューシネマ・ムーブメントを代表する映画監督の一人。92年、『青春神話』で映画監督デビュー。『愛情萬歳』(1994)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を、『河』(1997)でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞し、世界的に注目を集める。2009年にルーヴル美術館の依頼により製作した『ヴィザージュ』をきっかけに、美術の領域での発表を行なう。近年はアートインスタレーションにも進出。托鉢僧に扮したリー・カンションが、群衆の中を超スローモーションで歩く様子を撮影する「行者(Walker)」プロジェクトを2012年から開始。現在までに、8作の短編を仕上げている。10作目の長編作『郊遊 <ピクニック>』(2013)で第70回ヴェネチア国際映画祭審査員大賞を受賞。商業映画からの引退を表明するも、18年に『あなたの顔』を製作。そして20年には、11作目となる長編劇映画『日子』(英題:Days)を発表し、ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。