豊岡演劇祭実行委員会
豊岡演劇祭応援コイン
Program/Event
9/19(日)16:00
9/20(月・祝)14:00
天児牛大
演出・振付・デザイン:天児牛大
音楽:加古隆、YAS-KAZ、吉川洋一郎
舞踏手:蟬丸、竹内晶、市原昭仁、松岡大、岩本大紀、髙瀨誠、伊藤壮太郎
舞台監督:中原和彦
舞台監督助手:渡部景介
照明:岩村原太、鈴木悟
音響:相川晶
制作:奥山緑、堀朝美
共同プロデュース:パリ市立劇場、北九州芸術劇場、山海塾
初演:2008年5月パリ市立劇場
主催:特定非営利活動法人 山海塾
90分
前売一般:3,500円
当日一般:4,000円
前売U25・障がい者:3,000円*
当日U25・障がい者:3,500円*
高校生以下:無料*
*当日要証明書提示
※全席指定
※9/20(月・祝)14:00の回は託児サービスあり(要予約)。詳細はチケットページをご確認ください
舞踏カンパニー・山海塾が14カ国37都市で上演を重ねてきた代表作を1975年の創設以来初めて但馬地域で上演。
感情が移ろい、季節が変わり、時が止まることなく流れゆく…。天児牛大は『降りくるもののなかで―とばり』において、そのストイックな詩格を大胆に変えた。ここで天児は7つのタブローの境目をたゆたう時空で融合し、生命の宇宙の輪廻天性を、止むことなく一方向に進む美しき1時間半の潮流として展開してみせる。後方からは6,600個の星々の光が降り落ちる。舞台上の楕円内では2,200個の儚き命が発光する。この無限の宇宙塵のなかに佇み、人の存在の虚しさにおののき、虚空に向かって無音の叫びを放つ叙情的なソロ。喜びも哀しみも、光も闇も、生も死も、ここではその仕切りが薄衣のとばりのように柔らかに揺らいでいる。万物が交歓をかわす瞬間のつらなりにより、宇宙は静かに流れつづける。
Profile
山海塾
1975年に天児牛大により創設された舞踏カンパニー。1980年より海外公演を開始し、現在までに世界48カ国700都市以上で公演を行っている。1982年以降の作品はすべてパリ市立劇場(Théâtre de la Ville, Paris)との共同プロデュース。2002年『遥か彼方からの―ひびき』がローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作作品賞を受賞。2006年『時のなかの時―とき』は朝日舞台芸術賞グランプリ及びキリンダンスサポートをダブル受賞。詳細活動歴はwww.sankaijuku.comへ。
天児牛大
1949年横須賀市生まれ。1975年に山海塾を創設。82年以降パリ市立劇場との共同プロデュースにより創作された作品は現在までに17作品を数える。山海塾以外ではオペラの演出も手掛け、ペーター・エトヴェシュ指揮によるバルトーク『青ひげ公の城』(東京都歴史文化財団主催)(97年)、同氏の作曲によるオペラ『三人姉妹』(原作:チェーホフ)をフランス・リヨン国立歌劇場にて(98年)、08年3月にふたたびペーター・エトヴェシュ作曲による新作オペラ『Lady SARASHINA』(原作「更級日記」、リヨン国立歌劇場世界初演)を演出。他にスパイラルホール芸術監督(1989年~1990年)、バニョレ国際振付コンクール審査委員長(1992年)、トヨタ・コレオグラフィー・アワード審査委員長(2002~05年)。平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞を舞踊部門にて受賞(04年)、紫綬褒章受章(2011年)、フランス政府より芸術文化勲章コマンドール章受章(2014年)。第27回フローレンス国際ダンスフェスティバル「飛翔するマーキュリー」賞受賞(2016年)。著書に「重力との対話-記憶の海辺から山海塾の舞踏へ」(岩波書店)、「Dialogue avec la gravite」(ACTES SUD)等。