Fringe Open Call

フリンジ参加団体募集

豊岡演劇祭2023のフリンジは3つのプログラムで参加する個人、または団体を募集します。

豊岡演劇祭2023 フェスティバルディレクター
平田オリザより

今年も豊岡演劇祭を開催します。
昨年、豊岡演劇祭2022は、おかげさまで延べ18,000人のお客様においでいただき、たいへんな賑わいを創出しました。
ディレクターズプログラム、連携プログラム、フリンジプログラムなど97を数え、実質第二回目の開催としては大きな成長を見せました。
広大な地域での開催となり、交通や広報などまだまだ課題も残っていますが、いよいよ2023年度からはアジアのハブとなる国際的な演劇祭を目指して本格始動していきます。
豊岡演劇祭フリンジ部門は、特に三つのミッションを掲げたいと思います。
一つは、コロナ禍でズタズタにされてしまった「表現の場」を確保し拡張していくこと。
二つ目は世界に開かれた才能の「発信の場」となること。
三つ目は参加するアーティストにも豊岡演劇祭を楽しんでいただく、いわば「交流の場」となることです。
豊岡演劇祭の魅力は、コンテンツだけではなく、周辺に温泉や豊かな食が用意されていることです。どうか豊岡演劇祭を心底楽しんでください。
多くのアーティストの皆さんにご参加いただければ幸いです。

豊岡演劇祭2023 フリンジプロデューサー/コーディネーター
松岡大貴より

豊岡演劇祭2023フリンジの公募を開始します。
今年も昨年に引き続き【セレクション】【ショーケース】【ストリート】の各部門で募集を行います。
【セレクション】にて今年は新たにResidence枠を新設しました。 上演だけでなく、フィールドワークや滞在制作を行うアーティストの皆さんともお会いできればと思っています。
現在、パンデミックの終息は未だならず、世界では戦争が続き、市井では物価高をはじめとする経済的困難に見舞われる中で、皆さんの創造環境と表現の場にどう影響しているでしょうか。この1年でも多くの団体の解散や劇場の閉鎖を目にしました。芸術の歴史は、個人の連なりの歴史です。日本の舞台芸術史は、劇団や舞踊団、小規模団体が作ってきた軌跡です。その歩みが止まることは、舞台芸術の歩みそのものが止まることです。それは決して個人の問題ではなく、社会が、劇場が、そして我々豊岡演劇祭が共に取り組むべき課題です。
表現の場を守ること、それを多くの人に伝えること、表現者同士が繋がり対話できる場所であること。我々はそうありたいと思います。これを読んでいる皆さんと、その表現と、必ず出会えますように。

セレクション

●特徴

①演劇祭コーディネーターが会場選定やリサーチなどをバックアップ

②「Performance」だけでなくフィールドワークや滞在制作を行う「Residence」枠を新設

③採択されたアーティスト・団体に制作支援金を提供

  • 「Performance」最大50万円・「Residence」最大10万円を予定

④候補会場(候補会場一覧参照)に係る費用は事務局が負担

⑤演劇祭プロデューサー、各劇場事業担当者、各フェスティバル関係者等による観劇

●開催概要

  • 開催期間: 2023年9月14日(木)〜24日(日)
  • 予定団体数: 10~15団体程度

●公募情報

応募に際して必ず公募要項をご確認下さい。

  • 公募期間:2023年3月27日(月)~4月17日(月)9:00 [専用応募フォーム申込のみ受付]
  • 一次審査(書類)結果通知:2023年4月24日(月)までにメールにて連絡
  • 二次審査(オンライン面接) :2023年4月25日(火)から順次
  • 採択結果通知(予定):2023年5月下旬までにメールにて連絡
  • 結果通知後の流れ :担当者とオンラインを中心に各団体個別調整

※採用までのスケジュールは変更となる可能性がございます。予めご了承ください

●候補会場一覧

豊岡エリア

城崎エリア

竹野エリア

神鍋エリア

江原エリア

出石エリア

但東エリア

養父エリア

【特別連携企画】
YAU×豊岡演劇祭2023
Y-baseレジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】

豊岡演劇祭2023では有楽町アートアーバニズムYAU(以下、YAU)と連携し、東京・有楽町のY-base(企画・運営:一般社団法人ベンチ)を稽古場として利用し、豊岡演劇祭2023フリンジに参加する公募枠を設けました。 この枠組みは、豊岡演劇祭2023フリンジ【セレクション】に参加するとともに、事前の準備期間に「Y-baseレジデント・アーティスト」として稽古場の利用およびコ・ワーキングスペースの利用やYAUで実施される様々な交流プログラムに参加することが可能です。

 

YAUとは?
NPO 法人大丸有エリアマネジメント協会、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所株式会社により組成された「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会が 2022 年 2 月に立ち上げた、まちがアートとともにイノベーティブな原動力を生み出すための実証パイロットプログラムです。2023 年 10 月からスタートした第 2 期では、稽古場を備えたアーティストスタジオと、公募で集まったアート関係者のためのコワーキングスペースを運用しながら、アート&ビジネスの核となるコミュニティ形成に取り組んでいます。

ショーケース

●特徴

①一つの会場を複数団体でシェアするショーケース形式での公演

②スタッフ(舞台監督・音響・照明・受付)は演劇祭が用意

③公演期間中の宿泊は演劇祭が用意

  • 演劇祭開催エリア域外からの参加者が対象となります。

④チケット売り上げは団体側に分配

⑤地域通貨【豊岡演劇祭応援コイン】をプレゼント

  • 一団体につき10,000円相当を贈呈

⑥演劇祭プロデューサー、各劇場事業担当者、各フェスティバル関係者等による観劇

●開催概要

●公募情報

応募に際して必ず公募要項をご確認下さい。

  • 公募期間:2023年3月27日(月)~4月17日(月)9:00   [専用応募フォーム申込のみ受付]
  • 結果通知(予定):2022年5月下旬までにメールにて連絡
  • 結果通知後の流れ:担当者とオンラインを中心に各団体個別調整

※採用までのスケジュールは変更となる可能性がございます。予めご了承ください

ストリート

●特徴

①上演場所とタイムスケジュールを演劇祭がコーディネート

  • 1週目は城崎温泉街にて複数箇所で開催
  • 2週目は豊岡演劇祭フェスティバルナイトマーケットと連携開催

②1組あたり上限3万円の宿泊・交通費補助

  • 演劇祭開催エリア域外からの参加者が対象

③地域通貨【豊岡演劇祭応援コイン】をプレゼント

  • 参加日数に応じて最大10,000円相当を贈呈

●開催概要

  • 開催期間:
    第1週 2023年9月16日(土)〜18日(月・祝)※城崎温泉エリア
    第2週 2023年9月22日(金)〜24日(日)※豊岡市街地エリア
  • 予定団体数: 10~15組程度(各週4~8組を想定)
  • 予定会場:
    城崎温泉エリア(城崎温泉駅 駅前/木屋町小町/四所神社 等)
    豊岡市街地エリア(市役所本庁舎前市民広場及びその周辺)

●公募情報

  • 公募期間:2023年4月20日(木)~5月7日(日)23:59 [専用応募フォーム申込のみ受付]
  • 結果通知(予定):2022年5月中旬より随時お知らせ
  • 結果通知後の流れ:担当者とオンラインを中心に各組個別調整

Q&A

豊岡演劇祭2022・2023の公募に際して開催したオンライン説明会でいただいたご質問や個別にご連絡いただいたご質問とそれに対しての演劇祭事務局フリンジ担当の回答をご共有させていただきます。
Q9以降は3月31日に開催したオンライン説明会でいただいたご質問とその回答です。

 

Q1.
【セレクション】と【ストリート】の併願応募は可能ですか?

A1.
可能です。お手数ですが各フォームよりそれぞれご応募ください。

 

Q2.
応募団体が自ら会場を手配する場合、その会場が屋内・屋外問わず、【セレクション】・【ストリート】どちらにも応募することは可能でしょうか?

A2.
どちらも可能です。【セレクション】の屋外演目、【ストリート】の屋内演目なども可能です。

 

Q3.
【ショーケース】の選考基準には【セレクション】同様に「地域や社会的課題の取扱」は含まれるのでしょうか?

A3.
応募多数の場合を除いて【ショーケース】では原則審査を行いません。応募多数で審査を行う場合は「地域や社会課題の取扱」も審査基準に入ります。

 

Q4.
ワークショップでの参加可否について教えてください。

A4.
【セレクション】、【ストリート】はワークショップでの参加も可能です。【ショーケース】はワークショップの参加は受け付けておりません。

 

Q5.
【セレクション】や【ストリート】で屋外会場で上演する場合、雨天時の対応について教えてください。

A5.
演劇祭側からご提示する候補会場につきましては代替会場を手配するなどの対応を検討しておりますが、候補会場の中に代替会場を手配できない会場もございますので、雨天時の対応についてもご相談しながら会場をマッチングさせていただく予定です。

 

Q6.
【セレクション】、【ストリート】において演劇祭事務局が手配する会場以外で上演する場合の、留意点などあれば教えてください。

A6.
道路使用許可など上演に際して必要な許諾を取っていただいた上で、地域住民の方々のご理解を得れるような使用方法が望ましいと考えております。

 

Q7.
【ストリート】は応募団体が補助金などを活用し、会場の調整も行うことで事務局指定会場以外での開催も可能でしょうか?

A7.
演劇祭事務局側の規定している「城崎/豊岡エリアのコアタイム」以外でも団体様側でご調整いただければ上演は可能です。

 

Q8.
【セレクション】の公演日は参加者側で自由に選択出来るのでしょうか?

A8.
公演日はご希望に沿えるよう調整致しますが、会場によってはご希望に沿えない可能性もございますので、予めご了承ください。

 

Q9.
同一作品の上演規模を調整することを前提に、【セレクション】と【ショーケース】を併願することは可能でしょうか?

A9.
可能です。

 

Q10.
事前交流としての滞在創作の可能性を知りたいです。例えば現地出演者掘り起こしにつながるような、施設や学校訪問が可能かなど。

A10.
事前交流の希望がある場合はコーディネーターを通じて調整させていただきます。これまでも事前滞在の事例もあります。

Q11.
【ストリート】ではなく【セレクション】で野外会場を使用することは可能でしょうか?その場合、会場の選定をご相談しながら進めていくことは可能でしょうか?

A11.
【セレクション】でも野外会場を使用することは可能です。会場選定につきまして、採択が決まりましたらコーディネーターにご相談ください。

 

Q12.
ピアノのある会場はありますか?

A12.
あります。(豊岡稽古堂など)ただし、ピアノの状態の確認、使用許可などはコーディネーターと共に行っていただくこととなります。

 

Q13.
現地旅費交通費・宿泊費は、制作費の支援対象に含まれるのでしょうか?

A13.
【セレクション】における制作支援金の使途を問いません。【ショーケース】の場合は現地旅費交通費の支給はありません。

 

Q14.
Y-baseレジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】について、開催期間中に、ワークショップを開催する場合についても対象となりますでしょうか?YAU STUDIOを「稽古場」として利用することが絶対条件となりますでしょうか?アーティストの制作アトリエとして利用する場合も許容されるのか、お知らせいただけますでしょうか。

A.14
ワークショップを使用する場合も対象です。YAU STUDIOの利用についても制作スタジオとしての利用についても許容となります。一部内容等についてはYAU STUDIOおよび豊岡演劇祭コーディネーターにご相談ください。

 

Q15.
【セレクション】と【ストリート】併願の場合、審査に影響しますか?例えば、「同じ内容をストリートでやってくれるなら、ストリートの方でお願いしよう」となることがあるかお聞きしたいです。

A15.
【セレクション】と【ストリート】の併願は可能です。それぞれ審査期間が異なりますので、独立した審査になります。

 

Q16.
VRなど、先端技術と組み合わせた演劇作品の応募も可能でしょうか?

A16.
可能です。機材等は持ち込みください。

 

Q17.
Y-baseレジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】において、期間中の発表やワークショップ等は必須でしょうか?

A17.
必須ではありません。

 

Q18.
【ショーケース】に関しての質問です。何ステージ見込みでしょうか?また、舞台美術や置き道具など、どれくらいの仕込みが可能でしょうか?更に、各スタッフとの作品作りはどの程度(時間として)可能ですか?

A18.
現時点では各団体3ステージを予定しております。オンラインでの事前打ち合わせを行い、豊岡入り後 4.5時間程度(休憩込み)の場当たり時間を設けております。舞台美術・置き道具については物量の制限はありません。仕込み・バラシに時間の制約がありますので、15分以内で転換できることを念頭にご準備ください。

 

Q19.
【セレクション】の質問です。駅のホームでの短いパフォーマンスは可能ですか?(江原駅、豊岡駅など)

Q19.
現時点は可否は不明となります。条件等が分かった時点で鉄道会社に問い合わせを行うという形になります。

 

Q20.
海外から【セレクション】への応募を検討していますが、応募フォームや資料は英語表記のものを送付することは可能でしょうか、それとも日本語のみの受付となりますでしょうか?

A20.
英語表記の資料の送付は可能です。

 

Q21.
野外公演の電源の確保ですが、移動式の電源車など用意する必要があるのでしょうか。

A21.
会場によります。野外でも電源が確保可能な会場もあります。使用したい電気容量は作品によるかと思いますので、コーディネーターにご相談ください。

 

Q22.
参加出来た場合、土日しか参加出来ないのですがそれは可能ですか?野外公演の場合、クレーン付きトラックの使用は可能でしょうか?

A22.
土日のみの参加は可能です。【ストリート】については各週3日間連続で出演できる方を優先します。クレーン付きトラックについては使用可能な会場を探す形になります。

 

Q23.
団体で【セレクション】・【ショーケース】に併願。個人企画で【ショーケース】へ応募。採択された場合、団体と個人同時に参加することは可能でしょうか?

A23.
主体となる団体が異なるということは採択の可能性はあるかと思います。

 

Q24.
飲食店を舞台にお芝居をさせていただく事は可能でしょうか?

A24.
候補会場に飲食店は含まれていない為、個別の調整が必要となりますが、調整の結果、使用できる可能性はあります。昨年も「よるよむきのさき」という企画で城崎エリアを中心にリーディング公演を実施しております。

 

Q25.
お客さんと演者との離隔はどの程度必要でしょうか?お客さんはどの程度参加できるのでしょうか。お客さんに声を出させる、こちらで用意したボールを投げさせる、参加させる等です。

A25.
今年度の感染症ガイドラインについては現在検討中です。

 

Q26.
海外カンパニーが外国の補助金を活用している場合、制作支援金との併用は可能か?

A26.
可能です。要項等で指す国の補助金等は「文化庁をはじめとする原資が日本国予算」の補助金等を指しています。よって日本国以外、海外の補助金と制作支援金の併用は可能です。実際には個別の対応となるかと思いますので、オンライン面談の際などに改めてご相談ください。

 

Q27.
YAU×豊岡演劇祭2023 Y-baseレジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】と【セレクション】の併願は可能でしょうか?

A27.
可能です。お手数ですが、各フォームからエントリーをお願いします。

各エリア間の移動時間

各エリア間の距離や移動時間は以下よりご確認いただけます。

Area/Venueページ内、各エリア詳細ページの下部にエリア間の距離や移動時間を整理した図がございます。

お問い合わせ先

フリンジ公募に関するお問い合わせは下記のアドレスまでお願いします。
なお、選考の内容などに関わるご質問にはお答えしかねますので予めご了承ください。

豊岡演劇祭実行委員会事務局 フリンジ担当
fringe@toyooka-theaterfestival.jp

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