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演劇祭を知る

豊岡演劇祭2025

2025年に6年目を迎える豊岡演劇祭。
劇場だけではなく温泉街、海岸、高原、神社の境内に設けられた木造の農村舞台など、まちのいたるところが舞台になるのが大きな特徴です。山陰海岸ジオパークとも重なる土地の魅力を存分に引き出すとともに、全国の舞台芸術ファンの期待に応えるプログラムに、国際共同企画、若手カンパニーやストリートパフォーマンスなども合わせると国内外から数多くの団体がこの地に集まることになります。
たくさんの観劇の機会が生まれるのはもちろん、ふと気になる場所に立ち寄ったり、表情の異なるエリアをゆっくりと巡ってみたりするうちに、各地のおいしいご飯、名湯、雄大な景観にも出会うことになるでしょう。

Message メッセージ

豊岡演劇祭 フェスティバルディレクター

平田オリザ

豊岡演劇祭の何よりの醍醐味は回遊性です。
たくさんのパフォーマンスと、たくさんの催しと、そしてたくさんの観光施設を楽しんでいただけるのが豊岡演劇祭の魅力です。

今年のディレクターズプログラムは、いつもより少し挑戦的で、先端的な作品を多く用意しました。
一方で、豊岡、但馬の皆様には下駄履きで行ける演劇祭として、さらに親しみの持てる内容を増やしていきます。
家族で楽しめるもの、気軽に立ち寄れるプログラムも多くありますので、ご家族で楽しんでいただければ幸いです。
その合間に、温泉やおいしい食事を組み込んでいただいて、お一人お一人の演劇祭プログラムを組んでいただければと願います。

今年も豊岡で、但馬で、皆さんをお待ちしています。

豊岡演劇祭実行委員会 会長 (豊岡ツーリズム協議会)

高宮浩之

豊岡演劇祭も5年が経過し、多くのアーティストがこの地に訪れ、豊かな交流が生まれました。最初はどのように楽しんでいいかわからないという人も多くいましたが、さまざまなジャンルの作品に触れることで、確かな変化が生まれてきました。
この5年で演劇、ダンス、音楽、映像芸術など、多岐にわたるジャンルの作品が披露され、地域とアーティストの間に新たなつながりを築いてきました。
今年はどんな作品に出会えるのか、いまからワクワクしています。豊かな自然、様々な歴史やバックグラウンドを持つこの地で素晴らしい作品を発表していただけることを、心から楽しみにしています。
豊岡演劇祭は、地域とアートが融合する場として、これからも新たな魅力を発信し続けていきたいと思っています。皆さんと一緒に、素晴らしい時間を共有できることを今から楽しみにしています。

Progress これまでの歩み

2020年、演劇やダンスを中心とした舞台芸術フェスティバルとして始まった「豊岡演劇祭」。アーティストの創造発信の場であるとともに、訪れた人も市民にも多様な文化や価値観に触れる機会をつくり、国際交流の場ともなることを目指しています。

また、豊岡演劇祭は観光やまちづくりと連動したフェスティバルでもあります。これまでに周遊促進、公共交通の実証実験、地域通貨の導入、観光事業と連動したプログラム醸成、市民参加のプログラムやワークショップ開発など、地域社会への還元に取り組んできました。

これらの取り組みが評価されて、「スポーツ文化ツーリズムアワード2021 文化ツーリズム賞」(スポーツ庁・文化庁・観光庁)、「第20回関西財界セミナー賞 特別賞」(関西経済同友会)、「令和5年度 ふるさとづくり大賞 団体表彰(総務大臣表彰)」(総務省)を受賞。
芸術文化観光専門職大学(2021年豊岡市に開学)とも連携しながら、学術的評価や効果測定を通して、地域社会にさらなる貢献を果たします。

Theater Festival Initiatives 演劇祭の取り組み

つながりがうずまく演劇祭

演劇祭をきっかけとし、会場間を移動するモビリティの実証実験、地域通貨の導入、大学との連携など、様々な事業者・組織と連携した取り組みを行っています。


  • 水田雅也『シンボル玉入れ』2023年 ©︎トモカネアヤカ

    観光客も市民も
    みんなで大交流!

    国内外からの多様なアーティストによる公演プログラムに加えて、地域に暮らす人たち、観劇に訪れた観光客、アーティストらが交流する場としてのナイトマーケットやミーティングスポットなどを通して、多くの人たちの対話がうまれる機会をつくります。

  • ©︎トモカネアヤカ

    地域と連携した
    新たな取り組みを展開!

    地域のサポートスタッフのみなさんに演劇祭を支えてもらうだけでなく、地域に根ざしたプログラムや特産品を使ったオリジナルグッズの制作も計画。観劇という形にこだわらず多くの人が関わり、楽しめる演劇を目指しています。

  • 演劇祭で
    地域通貨を導入!

    演劇祭への共感の気持ちが地域経済の循環をうながす仕組みとして、地域通貨を導入しています。オフィシャルグッズをお買い求めの際はもちろん、ナイトマーケットや地域の加盟店でもご利用いただけます。

  • ©︎トモカネアヤカ

    フェスティバル運営には
    大学生の力も!

    2021年に豊岡に開学した芸術文化観光専門職大学は、演劇やダンスを本格的に学べる初の国公立大学。学生が実習の一環として豊岡演劇祭に参加し、学生ならではの視点で演劇祭を盛り上げます。

Accessibility アクセシビリティ

豊岡演劇祭は、障害の有無や言語の違いなどさまざまな背景を持つ方や、これまで劇場に足を運びにくかった方々にも演劇祭を楽しんでいただけるよう、公演ごとに字幕表示や台本貸出などの文字支援や託児サービスなど、個別のアクセシビリティ対応をご用意しています。
具体的なサービス内容はチケット発売後にご案内させていただきます。

QR code payment system for supporting Toyooka Theater Festival 豊岡演劇祭応援コイン

豊岡演劇祭応援コインは、共感や感謝の気持ちを軸に地域経済を循環させる地域通貨です。通貨の単位は、拍手を意味するCLAP(クラップ)で、1CLAP=1円相当。QRコードを読み込んで代金を支払うオンライン決済の仕組みで、加盟店舗で利用可能です。

Toyooka Theater Festival Executive Committee 豊岡演劇祭実行委員会

  • 構成団体

    (特非)コミュニティアートセンタープラッツ
    (一社)豊岡観光イノベーション
    豊岡ツーリズム協議会
    兵庫県但馬県民局
    豊岡商工会議所
    豊岡市商工会
    豊岡市
  • 事務局

    豊岡市役所観光政策課
  • 令和6年度 文化庁 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業