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『動きは生命の翻訳である』
シアターカンファレンス

奥野衆英

日時

9/21(土)13:00・18:00
9/22(日)13:00・18:00
9/23(月・祝)13:00

——少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はそんなことありません!
今回の舞台は、フランスの「シアターカンファレンス(Théâtre conférence)」という、演劇と講演を絶妙にミックスさせた形式を採用しています。

さて、今回お届けする「動きは生命の翻訳である」は、2023年の豊岡演劇祭で発表した「Blanc de Blanc – 白の中の白 -」と、2024年アヴィニョン演劇祭オフで上演した同作品のリニューアル版を比較しながら進行します。つまり、同じ作品でも場所や観客が違うと舞台がどう変わるのか、僕が実際に体感しながら作り上げるわけです。

普段はパリで活動している僕ですが、今回は特別に豊岡のクリエイターのためのアトリエ「Apartment|アパートメント」に滞在し、地元の皆さんにお届けする作品をここで制作します。
皆さんがこの舞台を観て、「色んな考え方があっていいし、答えを無理に探そうとしなくてもいいんだ!」と感じていただけたら、僕としては大成功です。

「マイムの舞台って、どう観ればいいんだろう?」とか、「言葉がない舞台って難しいんじゃない?」と思う方、安心してください。僕は具体的なマイム作品をお見せしますが、時々、言葉も交えた「講演」の要素も挟みつつ、知的でくすっと笑えるエスプリもお楽しみいただける構成にしています。
演劇の感動と、講演への探究心を同時に満たせる、少し贅沢な舞台体験。ぜひ気軽に楽しんでいってください!

料金:
一般: 前売り・当日ともに2,500円
学生(小学生から大学生まで): 1,500円
未就学児::公演中に静かにできる場合は入場可・無料

奥野衆英
1975年、東京生まれ。
東京都立大学理学部を卒業後、舞台芸術の世界に転向。パリ市立マルセル・マルソー国際マイム学校にて、マルセル・マルソーにパントマイムを学び、さらにエマニュエル・バッカ、イヴァン・パチョッキ、グラッシム・ディクリエフからミムコーポレルドラマティックを、またイヴ・カザティからクラシックバレエを学ぶなど、フランスを代表する舞台俳優やダンサーに師事する。

同校のディプロムを取得後、パリ第8大学哲学・芸術学部で学位を取得し、演劇と哲学の両面から舞台芸術の理解を深める。修士課程在学中には、パリにてカンパニーOBUNGESSHAを設立し、以降フランスを拠点に活動を続けている。
フランス・アルビで開催された国際ヨーロッパ演劇祭では、自身が脚本、演出、主演を務めた『ヴァイオリニストと椅子の精』で最優秀作品賞および最優秀俳優賞を受賞。この作品はその後、クロアチアのザグレブ芸術祭やアヴィニョン演劇祭で100回以上上演され、国際的に広く認められた。

パリ市が主催する「ニュイ・ブランシュ」や、フランス経済省のアートプログラム、フランス国立ダンスセンター(CND)のレジデンス公演にも参加し、表現の幅を広げ続けている。
演出家・振付家としても活躍し、フランス政府主催の「サロン・デ・ボザール」では演出作品が金メダルを受賞。またフランス国立音響研究所IRCAMとのコラボレーションを通じて、フランスやイスラエル、スペイン、ドイツ、ウクライナなどで作品を発表。パリのテアトル・ド・ラ・ヴィルで開催されたダンスエラルジコンテストではファイナリストに選ばれ、デジタルアートの国際フェスティバル「レ・バン・ニュメリク」では審査員特別賞を受賞している。
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