- 小菅紘史
俳優・小菅紘史と音楽家/チェロ演奏の中川裕貴によるユニット。2020年に小菅のレパートリーであった「山月記」を、中川のチェロ演奏付きで上演したことがきっかけで2人の活動がスタート。以降は同作品の上演を中心としながら、詩人・小笠原鳥類の詩を舞台化し上演。現在は江戸川乱歩「踊る一寸法師」の舞台化に向けて目下リハーサル中。
Festival Produce
フェスティバル プロデュース
『山月記』
小菅紘史 × 中川裕貴
エリア
- 新温泉
会場
八幡神社(湯地区)
日時
9/15(月・祝)18:30
上演時間
約50分
開場:開演30分前
上演言語
日本語
料金
投げ銭(予約不要・全席自由席)
人間とは何か。生きるとは何か。
虎になってしまった男の孤独と郷愁を描く。
高校教科書にも載っている中島敦の『山月記』を、俳優・小菅紘史の身体による語りと、音楽家・中川裕貴のチェロ演奏によって舞台化。虎になってしまった男の孤独と郷愁を描く。
これまでさまざまな地域での上演を重ねており、今回の演劇祭では、新温泉町での上演となる。
主人公である李徴は自ら望んで人間をやめようとしたのか、それとも最後まで人間でありたかったのか。李徴が無事に戻ってきてくれたらと思う一方で、誰も知らないその先を一緒に見に行けないだろうかと想像する自分もいます。獣となることで、言葉も思想も哲学もいっさいが通じないその世界で生きることは、少なくとも人間でいることによる迷いや苦しみとは無縁なのではないかと。
人間として生きているという安心と、人間だからこそ生じる不安が混在したような、そのどちらにも寄りがたい行き場のなさがこの作品の魅力だと思います。
そこで生まれる”戸惑い”と向き合うことは、わたしがこの作品を上演し続けている理由の一つになっています。 (小菅紘史)
-
出演者
- 出演:小菅紘史
演奏:中川裕貴
-
スタッフ
- 衣装協力:RAINMAKER
-
クレジット
- 共催:新温泉町、豊岡演劇祭実行委員会