- 私道かぴ
京都を拠点に活動する団体「安住の地」所属。身体性を意識した演出と、各地に実際に滞在し聞いた話を基に作品をつくる。近年はお祭りや養蚕、流域や団地など土地とつながりの深いテーマで制作。2023 年度 ACY アーティスト・フェロー。脚本&演出担当の短編演劇『アーツ』で第16回せんがわ演劇コンクールオーディエンス賞。製糸工場の工女の一生を描いた『かいころくー工女編―』で第11回北海道戯曲賞大賞。
公式プログラム
『たぢまのくにの』
私道かぴ/安住の地
エリア
- 香美
- 朝来
- 新温泉
会場
[新温泉]浜坂先人記念館 以命亭
[香美]帝釈寺
[朝来]あさご芸術の森美術館
日時
[新温泉]9.22(火・祝) 15:00
[香美]9.24(木)18:30
[朝来]9.26(土)14:00
上演時間
60分(予定)
上演言語
日本語
料金
無料・一部の会場にて要予約
かつて此処にいた、ひと、けもの、ながれもの
―たぢまのくにの民俗劇
頭上におおきな海をたたえ、まんなかを円山川がざっくりと走るたぢまのくに。この地を踏む、かつての、現在の、これからの、いきものたちの生きざまを描く物語。
むかしむかしこの地には、異なる島から海原越えてやってきて、ながれものが文化を伝えた。ひとびと深く喜んで、文明みるみる冴えわたる。わたりの鳥が降り立って、傷ついた足を、湯気上る地のすきまへと差し入れる。癒やしは知るところとなり、遠くからも病める者たち訪れて、それを迎える者も出た。自然は悠々と裾野を広げ、川の中に鉄をしのばせ、山の中に金銀銅を眠らせる。いきものますます集まって、二本足、四つ足があちらこちらを行き来する。家が建ち、集落になり、町ができてはいっそう栄えた。時に川は溢れ地は揺れ動くも、根気強く住み続ける者もいた。
いなくなった者を見送り、新たにやってくる者を迎える。この土地は、いつでもながれものの行き着く場所だ。来る者を拒まず、去る者追わずのたぢまのくに。人々が所有を巡って争う昨今、この地の歴史を紐解きながら、未来を想像してみたい。
-
出演者
- 片嶺穂乃佳(安住の地) 植田崇幸(範宙遊泳)
