リサーチによって変容する私たちのアイデンティティから現代の創作活動を考える

”聞いている自分”とは誰か… 多様の縁を頂き、私は自分の拠点(居住地/出身地etc)から離れた地域での創作を行ってきました。その土地がもつ地質学的な、風習に関する、生活を営むあなたの固有性・特殊性(Genius loci)が様々な声として届きます。身を持って知ることは自分が客観的に 他者を知ることから、段々と私自身のアイデンティティが変容する体験となっていく。今、ここで、あなたの話を”聞いている自分”とは誰か? 本邦において、地域のアートプロジェクトや芸術祭が年々関心が高まるなかで、地域と接点を持ち私と同じように感じるアーティストは少なくないと思いました。今回のトークプログラムでは、3つの柱=①出会いの場+②アイデンティティの形成+③互恵性を軸に、現代創作における地域リサーチに関して、私自身の活動を開くだけでなく、広く言質を募集していきたいです。参加者がお互いのプロジェクトの振り返りから、知識やノウハウをシェアするプログラムになることを目指します。