- 河合穂高
劇作家。歯科医師。研究者(口腔病理学)。1987 年生まれ。兵庫県神戸市出身。岡山を中心に劇作家として活動しており自らの劇団を持たず依頼に応じて書き下ろしを行っている。また、現役の基礎研究者であり現在、岡山大学学術研究院医歯薬学域の研究准教授として口腔癌研究を行っている。生物学や医学など実際に研究で得られる最先端の情報を取り入れながら、現代の科学が人間とどう共存できるかを問う作品を執筆している。
2020 年に「動物の体内でヒト細胞由来の臓器を作成する研究」に着想を得て執筆した『春の遺伝子』が第 26 回優秀新人戯曲賞の最終候補に選出され、2021 年に岡山県天神山文化プラザの主催事業として再演された。近年、岡山大阪香川東京の劇団に書き下ろし・作品の提供を行っている。
『黄色の森』で「せんだい短編戯曲賞2022」の大賞を受賞。2023年に岡山芸術文化賞準グランプリを受賞。
Director’s Program
ディレクターズ プログラム
『黄色の森』
河合穂高 × 下鴨車窓
エリア
- 豊岡
会場
日時
9/19(金) 14:00◎
9/20(土) 11:00◎/18:00
9/21(日) 11:00◎/16:00◎
◎託児サービスあり(要予約)
(詳細は備考・アクセシビリティへ)
上演時間
約80分
受付開始:開演60分前
開場:開演30分前
上演言語
日本語
料金
【全席自由】
前売一般:3,500円
当日一般:4,000円
前売U25・学生・障害者割引:2,500円*
当日障害者割引:3,000円*
前売当日共に18歳以下:無料*(要予約)
うずまくパス:1,000円
*当日要証明書掲示
*クラップメイト
19歳以上25歳以下、または各種学生証をお持ちのお客様につきましては、公演当日残席がある場合に限り、無料でご観劇いただけます。
※障害者手帳をお持ちの方で、来場にあたり介助が必要な場合に限り、介助者1名までチケット無料(要フェスティバルセンター問合せ)
戯曲賞を受賞した密度の高い会話劇、世界初上演。
何事もなく山を下りられていたらどうだろう。山登りのちょっとした達成感を幼なじみとの友情や再会の感動と勘違いして(感動?)、明日から頑張っていこうだとかって思うのだろうか。疲れたカラダをビールに浸したくて帰り道にコンビニを探すに決まってる。全部がなかったことになるような気分を、せめて家に帰るまでのあいだだけでも、とか。焚火のなかがパチンと鳴る。目を上げると心配そうにあの子がわたしを見る。冷えてきたなと周りを見ればいつのまにかすっかり日は落ちている。山道を歩いているときは饒舌だった。当たり障りのないことばかり話していられたのはとにかく前に進んでいたから。今はお尻が冷たい。あの饒舌さを裏返しにしたような静けさ。森が、闇が少しずつ迫ってくる。逃げるなら立ち上る煙の先か、そこには月は。
新進気鋭の劇作家、河合穂高が第8回(2022年)せんだい短編戯曲賞を受賞した同作を、その執筆のプロセスをともにした下鴨車窓の田辺剛が演出。本格の舞台としては初の上演です。道に迷った女性三人が山中で一夜を過ごす、密度の高い会話劇をお楽しみください。
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出演者
- 坂井初音、福井菜月(下鴨車窓)、高瀬川すてら(劇団ZTON)
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スタッフ
- 舞台監督:山中秀一
舞台美術:川上明子
照明:河口琢磨
照明操作:真田貴吉
音響:森永恭代
演出助手:岡田眞太郎
制作:葛川友理、北川啓太
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アクセシビリティ
・車椅子
・介助者同伴無料
・託児サービス次のような対応をご希望の方は、チケット購入前に豊岡演劇祭フェスティバルセンターまでお問い合わせください。
・障害者手帳をお持ちの方で、来場にあたり介助者1名の同伴を希望される方
・車椅子での来場を予定されている方
・託児サービスの利用を希望される方◎託児サービス(要予約)
実施日: 9/19(金)14:00、9/20(土)11:00、9/21(日)11:00/16:00
※無料の託児サービスを行います。
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備考
※未就学児はご入場いただけません
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クレジット
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主催:mogamos 合同会社
共催:豊岡演劇祭実行委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))、独立行政法人日本芸術文化振興会
京都芸術センター制作支援事業 -