- 喜界島サンゴ礁科学研究所 演劇プロジェクト
2021年9月より、喜界島サンゴ礁科学研究所に集まる研究者と⻘年団の共同プロジェクトとして始動。研究者とアーティストが、データを提供する→利用する関係ではなく、互いの創作/研究の場で議論を重ね、領域を超えて共に作品の創作と研究を行っている。
2022年には喜界島の過去(1953年〜1955年)、現在、未来(2073年)における120年間の時間窓を切り取り、自然環境の変化(造礁サンゴ、樹木年輪、トゥファ、二枚貝から得られる古環境データ)と在来知(埋蔵文化財、歴史史料、地域住⺠の聞き取りから得られるデータ)から演劇作品「ユラウ」を創作、喜界島と東京にて上演。
2025年2月には5万年前の喜界島と現在の能登を行き来し、サンゴが唄う演劇「海のセレナーデ」を金沢21世紀美術館 交流スペースにて上演。プロジェクトのコアメンバーには、社会科学、人文科学等の研究者も参加し、リサーチから演劇創作・上演までのプロセスも、研究として記録・分析を行っている。
Director’s Program
ディレクターズ プログラム
『海のセレナーデ』
喜界島サンゴ礁科学研究所 演劇プロジェクト
エリア
- 江原
会場
日時
9/13(土) 11:00◎/18:30
9/14(日) 11:00◎/18:30
9/15(月・祝) 17:00◎
◎託児サービスあり(要予約)
(詳細は備考・アクセシビリティへ)
上演時間
約60分
受付開始:開演45分前
開場:開演30分前
上演言語
日本語
※英語字幕付き
料金
【全席自由】
前売一般:3,000円
当日一般:3,500円
前売U25・学生・障害者割引:2,000円*
当日障害者割引:2,500円*
前売当日共に18歳以下:無料*(要予約)
うずまくパス:1,000円
*当日要証明書掲示
*クラップメイト
19歳以上25歳以下、または各種学生証をお持ちのお客様につきましては、公演当日残席がある場合に限り、無料でご観劇いただけます。
※障害者手帳をお持ちの方で、来場にあたり介助が必要な場合に限り、介助者1名までチケット無料(要フェスティバルセンター問合せ)
研究者と劇作家、演出家による共創プロジェクト。
科学データをもとに5万年前の喜界島と現在の能登を行き来し、
サンゴが唄う。
サンゴ礁地球環境学の研究者である渡邊剛、山崎敦子と、劇作家の宮崎玲奈、演出家の山下恵実を中心として、ヒトと自然の新たな関係性による未来集合知を探る、サイエンスとパフォーミングアーツの共創プロジェクト。
喜界島の過去・現在・未来の自然科学データと在来知をもとに創作し、喜界島と東京(こまばアゴラ劇場)にて上演した「ユラウ」に続く、本プロジェクトの2作目となる。この「海のセレナーデ」は、数万年に一度の大地震によりサンゴ礁が隆起してできた島である喜界島の5万年前のサンゴやシャコガイ殻などの環境復原データ、2024年元旦の地震で能登半島が隆起したことから大量に発見されたサンゴ(キクメイシモドキ)の体験をもとに創作。金沢21世紀美術館 「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」展内の「アニマ・レイヴ」関連企画として、交流スペースにて初演。研究者からのフィードバックを受け、戯曲・演出のリバイスを行い、新たなバージョンとして上演する。
脚本や演出を科学データをもとに構築するなど、科学とアートの交差するところからわたしたちの未来を想像する作品。
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出演者
- 月村丹生*、南波 圭*、倉島 聡*、はぎわら水雨子(食む派)
*=⻘年団
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スタッフ
- 劇作:宮崎玲奈
演出:山下恵実
企画ディレクション:山崎敦子(名古屋大学/喜界島サンゴ礁科学研究所)
総合プロデュース:渡邊 剛(総合地球環境学研究所/北海道大学)
声の出演:川隅奈保子*、林 ちゑ*、中藤 奨*、黒澤多生*、淺村カミーラ*、鹿子
舞台監督:黒澤多生*
照明:高木里桜
音楽:額田大志
音響:泉田雄太
衣裳:永瀬泰生(隣屋)
制作:太田久美子* 赤刎千久子*
*=青年団
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アクセシビリティ
・車椅子
・介助者同伴無料
・託児サービス
・英語字幕次のような対応をご希望の方は、チケット購入前に豊岡演劇祭フェスティバルセンターまでお問い合わせください。
・障害者手帳をお持ちの方で、来場にあたり介助者1名の同伴を希望される方
・車椅子での来場を予定されている方
・託児サービスの利用を希望される方◎託児サービス(要予約)
実施日:9/13(土) 11:00、9/14(日) 11:00、9/15(月/祝) 17:00
※無料の託児サービスを行います。
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備考
※未就学児はご入場いただけません
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クレジット
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企画制作:SceNEプロジェクト 青年団/一般社団法人江原河畔劇場
主催:一般社団法人江原河畔劇場 喜界島サンゴ礁科学研究所
協力:総合地球環境学研究所 レトル
共催:豊岡演劇祭実行委員会