- [A]くによし組
2015年、國吉咲貴が優しい人を集めて作る演劇ユニットとして活動を始める。
ものすごい老け顔で悩む大学生の話や、睾丸が青いことがコンプレックスのサバンナモンキーの話など、「異常で、日常で、シュール」をコンセプトにした作品を発表している。
関西演劇祭2020脚本賞・演出賞、佐藤佐吉賞最優秀作品賞、脚本賞、若手演出家コンクール優秀賞、劇王2024優勝、シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.16選出など。WEBサイト:https://kuniyoshigumi.jimdofree.com/
X:@kuniyoshiiiiiii
Fringe Showcase
フリンジ ショーケース
[A]くによし組『失神のテツコ〜血管迷走神経反射の女〜』[B]よた『終わりの見えない一日の始めに』[C]演劇ユニット多々ら『駈込み訴えver.ウチら♡』
br>ショーケース第1クール
エリア
会場
日時
9/12(金) 13:00/18:00
9/13(土) 11:00/15:00
上演時間
約100分(予定)
※1作品 約30分
※3本連続上演
※途中舞台転換の時間あり
受付開始・開場:開演30分前
上演言語
日本語
料金
【3演目セット券】
前売一般:2,500円
当日一般:3,000円
前売U25・学生・障害者割引:1,500円*
前売当日共に18歳以下:無料*(要事前予約)
うずまくパス:無料(要事前予約)
*クラップメイト対象演目
*当日要証明書提示
3つの短編を連続上演、
一度に3団体の公演を楽しめるショーケースプログラム。
9/12(金)・9/13(土) に開催の【第1クール】は演劇作品3本立て!
演劇を存分にお楽しみください!
[A]くによし組『失神のテツコ〜血管迷走神経反射の女〜』:
テツコは考える。自分の血、誰かの血、世界の秘密、取るに足らぬこと
採血中に失神したテツコは、失神中の夢で、世界の秘密を教えてくるケンタウロス風の生き物と出会う。
彼はテツコが欲しい情報、欲しい言葉をくれる。
それ以降、採血嫌いだったテツコは、世界の秘密のために自ら献血に出向くように。ケンタウロス風の生き物は、失神したテツコに様々なことを話し、テツコの理解者になっていく。
テツコには、大嫌いなパチンカスの父と、動物嫌いの母の血が流れている。
自分の血と、誰かの血と、世界の秘密と、取るに足らないこと。
血管迷走神経反射体質のテツコが、色んな血のことを考える話。
[B]よた『終わりの見えない一日の始めに』:
「人生を一日で例えると、わたしはまだ朝の6時くらいらしいよ」
新築の一軒家、賑わう商店街、放置された雑居ビル、在ったはずのパン屋、元パチンコ屋。例えば、豊岡で暮らしている人がいる。例えば、新たに生活を始める人がいる。例えば、別の地へ流れる人がいる。戦争、大震災、未曾有のパンデミック、世の中は悲劇の連続なのに「わたし」の眼前にはその一切が起こってはいないかのような感覚の矛盾が、社会の中心に流れ込んでは大きな渦となる2025年。そんな時代にあって「わたし」は、「あなた」は、どこで生きるべきだろうか。どう生きるべきだろうか。誰と生きるべきだろうか。
人生を長い一日とするなら、今の「わたし」がいるのはまだ朝が始まったばかり。
彼女の知らない場所/時間の中で、生きている/生きていた世界に目を向けながら、これからも続く新しい生活と向き合っていく。
[C]演劇ユニット多々ら『駈込み訴えver.ウチら♡』:
私の信仰と執着は私の皮膚の中にあるはずだから。
私の信仰や執着は私の皮膚の中にあるのかなって思ってて、いつかニキビみたいにぷくっと膨れて吹き出してくるって思ってた。
でも、いつまでもそんなものは出てこなくって、もう皮膚の中を探すしかないなって。
爪を少しだけ立てて、皮膚をゆっくりとなぞっていく。耳のうしろ、首の血管、お腹の横、膝のうら、もものつけ根。体が少しだけ震えて、皮膚の中で何かがパチパチって音を立ててる。
もっと皮膚の中に、内臓に、もっと奥の私の中に。
私の信仰と執着は私の皮膚の中にあるはずだから。
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出演者
- [A]國吉咲貴、タナカエミ、七星束子(青年団/劇団サカナデ)
[B]佐藤希洸、津田祐樹 、穂高
[C]上地広季、新垣七奈
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スタッフ
- [B]
演出助手:宮原紗代
制作協力:本庄陸人
美術:佐々木詩帆
[C]
制作:山本舞子
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お問い合わせ
- 公演お問合せ先:豊岡演劇祭実行委員会
fringe@toyooka-theaterfestival.jp