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Program

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Talk Program
トークプログラム

リサーチから作品をつくる
〜からゆきさんをめぐる旅〜

西尾佳織

エリア

  • 豊岡

日時

9/12(木)13:00〜17:00

13:00〜15:00 レクチャー
15:00〜17:00 ワークショップ(定員有・要予約)

上演時間

4時間
受付開始・開場:15分前

上演言語

日本語

料金

無料
・レクチャーは予約不要
・ワークショップのみ定員有・要予約

わたしの生い立ちと大きな歴史をつなげてみる

 あなたは今、何歳ですか? 何年の歴史を生きてきて、今ここにいるのでしょうか?
 私は今、39歳です。5歳~11歳の幼少期をマレーシアのクアラルンプールで過ごしました。その当時感じていたことを形にして取り出したくて、つくった作品があります。『なぜ私はここにいて、彼女たちはあそこにいるのか~からゆきさんをめぐる旅~』という演劇です。
 からゆきさんというのは、明治~昭和初期に東南アジアを中心とした外国に渡り、娼館勤めをした日本の女性たちです。この作品は、2018年にマレーシアとシンガポールの日本人墓地をめぐるリサーチから創作を始めて、2018年にマレーシアと山口、2019年に東京とソウルで公演を行いました。これからもう一度作品をブラッシュアップして完成させ、来年以降に韓国・マレーシア・シンガポール・日本のツアーをしたいと思っています。
 このレクチャー+ワークショップでは、前半は私の創作の事例についてお話しします。後半は参加者のみなさんと一緒に、一人ひとりが生きる中で出会った疑問や違和感を足場に、個人の生い立ちをもっと大きな歴史とつなげてみる、あるいはつなげるのが難しければふたつ並べて眺めてみる、そしてそれを語ってみる、ということをします。

お問い合わせ
豊岡演劇祭2024トークプログラム企画チーム
ttf_talkprogram@toyooka-theaterfestival.jp
クレジット
主催:芸術文化観光専門職大学 劇場運営委員会
西尾佳織
1985年東京生まれ。劇作家、演出家。幼少期をマレーシアで過ごす。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成以降、全作品の脚本・演出を担当してきたが、2020~2022年は3人のアソシエイトアーティストに演出を委ねる体制に移行。2024年より演出を再開。社会の中で人と人のあいだに引かれる境界線を、さまざまな形で問い直す作品をつくっている。2014年に『カンロ』、2018年に『ヨブ呼んでるよ』、2020年に『終わりにする、一人と一人が丘』で岸田國士戯曲賞にノミネート。近年は、からゆきさんと森崎和江のリサーチにもライフワーク的に取り組んでいる。
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