創作の場において、「現実」というエッセンスはどう扱われるべきか？

ニュースや身近な出来事、そして心の奥にしまったままの記憶や感情。 それらを材料にして、私たちは物語を紡ぎ出します。 しかし、現実世界で起きた出来事を題材にすることはつねに葛藤や倫理観の問題、人間関係のトラブルと隣り合わせです。 このトークプログラムでは、様々な分野で活躍するクリエイターが集まり、現実と創作の境界線を越え、社会と深く関わる表現について考えます。 使い方によっては薬にも毒にもなる現実というエッセンスを私たちはどう扱っていけばよいのでしょうか。 実際に起こったことを反映した作品は、時に私たちを救い、時に私たちを傷つけます。 グループディスカッションによって、こうした現実とフィクションが境目を横断する創作をする時の喜びや悩み、そしてそれを乗り越えるためのヒントを共有します。 参加者同士が交流し、共に考え、新たな視点を得る機会を提供します。