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Program

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Fringe Selection
フリンジ セレクション

『「ヴァカンス」上映会と新作クリエイションに向けたリサーチ滞在』

吉田萌

作・演出:吉田萌

エリア

  • 豊岡
  • 竹野

会場

[竹野]たけの観光協会 2F
[豊岡]豊岡劇場小ホール

日時

[竹野]9/21(日)13:00
[豊岡]9/21(日)19:00

上演時間

約100分
受付・開場:上映開始30分前

上演言語

日本語

料金

[竹野]一律1,000円
[豊岡]一律2,000円

あらゆる距離と接続し、
現在地に還元していく身体を獲得する旅に出る

都市生活と観光のように、現在と過去/未来、現実と想像など、異なる二地点を行き来する身体のあり方を「ヴァカンス的身体」と定義し、城崎国際アートセンターにて一ヶ月にわたる滞在リサーチを行った。市民とのワークショップで浮かび上がった個々人の喪失の風景、竹野の地質遺産が持つ時間的積層、都市開発が加速する地元・福岡の空襲の痕跡。これらのあらゆる距離と接続し、現在地に還元していくための身体を獲得する旅に出る。
豊岡演劇祭2024フリンジで上演した『ヴァカンス』を、1年の時を経て再び豊岡の地で上映します。竹野の祈りの風習にカメラを向け続けてきた映像作家・波田野州平氏のまなざしによって、本上演が新たな映像作品として立ち上がります。

あわせて今回の滞在では、新作《秘境の地だ》に向けたリサーチも行います。本作は、他者に対する畏れや信仰を出発点に、身体の範囲を超えたスケール――たとえば、大きな山を前にしたときのような、果てしない他者のスケール――への応答と変容のプロセスを探る実践です。かつて兄が行った長距離走行の道を、自らもロードバイクに乗れる身体を獲得し、トレースする。畏れと信仰のスケールと対峙し、習得と失敗を繰り返す過程そのものを、現代における“行”として位置付ける。このような身体の運動によって、新たなスケール=〈秘境の地〉との遭遇を目指します。

出演者
石田ミヲ、久世直樹、吉田萌
スタッフ
オブジェクト(WSアシスタント):高橋温大 
衣装:石黒有子 
楽曲提供:槌谷颯晃 
制作:増田祥基 
記録映像:波田野州平 
記録写真:bozzo
お問い合わせ
moeyoshida.theater@gmail.com
クレジット
主催:シェルボディ、豊岡演劇祭実行委員会 
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)、山陰海岸ジオパーク推進協議会
©︎souta kasahara
©︎souta kasahara
吉田萌

現代社会において断片化され、失調していく身体を可能性として捉え、あらゆる事物の運動の起点となる〈メディア – 装置〉としての身体を再構築することを目指す。主な作品に『壁あるいは石、平たいメディウム』(2020/2024)、『ヴァカンス』(2024, KIAC アーティスト・イン・レジデンス プログラム, 豊岡演劇祭フリンジ)がある。俳優としては関田育子、バストリオ、マレビトの会等に出演。

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