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Program

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Talk Program
トークプログラム

地域で考える舞台芸術鑑賞・体験の障壁
「創作体験や芸術鑑賞環境の現場について」

TA-net & ひょっこりシアター

エリア

  • 豊岡

日時

9/21(土)10:30〜12:00

上演時間

約90分
受付開始・開場:30分前

上演言語

日本語、日本手話通訳

料金

無料(要予約)

「障害者差別解消法」や「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」の施行により、アクセシビリティの必要性が増す中、2024年4月1日からは、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。合理的配慮の提供には、事業者と障害のある人が対話を重ね、共に解決策を検討することが重要です。

今回のトークプログラムでは、地域における舞台芸術の創作体験や鑑賞の機会における障壁をテーマに、パネリストによる実践例を通して現状と課題を考えます。豊岡演劇祭で上演する『銀河鉄道の夜』の手話通訳付き公演や、地域の民間劇場「江原河畔劇場」の取り組みを紹介し、多様な視点から議論を深めます。

豊岡演劇祭ディレクターズプログラム『銀河鉄道の夜』舞台手話通訳付き公演

NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークの廣川麻子さんに舞台手話通訳協力として創作に参加いただきました。
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江原河畔劇場「ひょっこりシアター」
ひょっこりシアターは、障害のある方を主な対象とした演劇ワークショップを行い、作品創作をしています。劇場が多くの人たちの出会いや交流の場になることを目指します。
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<パネリスト>

廣川麻子(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)理事長)
先天性ろう者、東京出身。和光大学在学中の1994年(社福)トット基金日本ろう者劇団入団、俳優、制作として活動中。2009年ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業第29期生として英国Graeae Theatre Companyにて研修。2012年シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)設立。2015(平成27)年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)受賞。2016年(第14回)読売福祉文化賞(一般部門)、2022年(第8回)糸賀一雄記念未来賞、2024年(第10回)プラチナ・ギルドアワードをTA-netとして受賞。文化庁文化審議会第15期(2017年度)文化政策部会舞台芸術専門委員、文化庁障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員ほか。2018年より東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野ユーザーリサーチャー/特任研究員として芸術文化におけるアクセスを研究中。

村井まどか(劇団青年団俳優/一般社団法人江原河畔劇場代表理事)
桜美林大学で演劇やアートマネージメントを学び、在学中2003年に平田オリザ主宰の劇団青年団に入団。『S高原から』『ソウル市民』『冒険王』などの劇団の代表作品に多数出演。
2012年から様々な現場でワークショップファシリテーターを務める。特に演劇的手法を用いたコミュニケーションワークショップを学校や福祉施設、地域団体や企業などに幅広く実施し、国語科目や婚活パーティー、認知症支援者向けなど、ワークショッププログラムの開発も手掛けている。江原河畔劇場が行なっている「たじま児童劇団(小学生の部)」や障害のある方を主な対象にした「ひょっこりシアター」のメインファシリテーターを務める。

<聞き手>

近藤のぞみ(芸術文化観光専門職大学 教員)
芸術文化観光専門職大学講師。専門はアートマネジメント。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士前期課程を修了後渡仏。ピカルディ大学でMasterIIを取得。日本で音楽祭の事務局を務める。帰国後、神戸市民文化振興財団に就職し、国際音楽祭、市民オペラ、病院へのアウトリーチ事業、文化施設運営などを担当。2021年より現職。文化施設運営の講義の他、公共ホールや演劇祭など学外の団体等で行う臨地実務実習などを担当。実際に公演を上演する舞台芸術実習の中で、多様な観客に作品を楽しんでもらうためのサポートや場作りに、取り組んでいる。公演の本番は12月「イワンのばか」。

<進行>
加藤奈紬(豊岡演劇祭 プロデューサー)

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