芸術文化観光専門職大学 言語景観研究チーム
豊岡演劇祭の言語景観から多文化共生について考える
Program
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9/21(土) 12:00
9/22(日) 12:00
約120分(昼食時間込み)
2,200円(申込期限:9/17(火)まで。申込期限以降のキャンセル不可)
ジオ(geo)は、地球や大地という意味の接続語で、科学的に見て特別に重要で貴重な地質遺産や珍しい奇岩やそこでの人々の暮らしを意味します。兵庫県の最北端に位置する猫崎半島をはじめ竹野地域はユネスコの認める世界ジオパークの一部であり、かつて日本列島が大陸の一部だった時代から現在にいたるまでの地球の活動の痕跡や、自然の恵みを利用してきた人の営みを見ることができます。ジオパークとは、それらの見どころから地球の過去を知ることで、未来を思い描いて考え、現在の私たちが未来に向けてどのように行動するかを考える地域です。
このツアーでは、海岸沿いをガイド付きで実際に歩きながら、まるで落とし穴のような不思議な地形「ポットホール」やゾウの足跡の化石などを見ていきます。
また、お昼ごはんには北前船の船乗りをもてなすためにふるまわれた郷土料理「おしあげ料理」をおむすびにした「おしあげむすび」のお弁当付き!
「歩く」「食べる」ことから竹野という土地、そして地球と人の歴史を知ることのできるプログラムです。
コメント
春に城崎国際アートセンターに滞在し、はじめて竹野に訪れました。目の前に広がる地層やポットホールが何千年から何万年に至る地球のアーカイブであること、そんなアーカイブを抱える竹野という土地は同時に個々人の暮らしの積層でもあり、そのなかを歩く体験というのは、さまざまな伸び縮みのなかを彷徨う想像力の旅でした。ぜひ上演の時間だけではなく、上演される土地に存在するさまざまな時間に触れてもらえたらと思っています。
吉田萌
※同じく竹野にて上演される複数の2つのプログラムとのはしごがおすすめです!
・シェルボディ/吉田萌『ヴァカンス』豊岡公演
・藤中康輝『低気圧の日』
・ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ/額田大志『ケアのためのセレモニー』(21日のみ)
<ツアー内容>
①竹野川の河口である竹野浜の入江付近にある温泉施設北前館でお弁当を食べてから出発します。
②誕生の石碑を降りていき、日本海の海岸周辺を散策します。
③日本海の荒波に削られた波食甌穴群(ポットホール)がたくさんあります。これらの甌穴群は兵庫県の天然記念物にも指定されており、自然の力による成り立ちを観察していきます。
④約2,000万年前には日本海とアジア大陸が繋がっていた歴史の証明となる「ゾウの足跡の化石」や鹿・猪の足跡化石、また木の化石や珍しい奇岩などを観察していきます。
※晴れていても高潮等で海岸散策が難しい場合、焼杉板が特徴的な竹野の昔ながらの街並みを散策します。
※雨天・荒天時の場合、竹野子ども体験村にて「竹野誕生の塩づくり」を行います。
<昼食(お弁当)>
竹野地域に昔から伝わる郷土料理「おしあげ料理」をお弁当にした、岬弁「おしあげむすび」をお召し上がりいただけます。竹野産コシヒカリや特産品「誕生の塩」など、その時の旬な地元の具材おにぎり3つと旬のおかずの入ったお弁当です。
※晴れていても高潮等で海岸散策が難しい場合、焼杉板が特徴的な竹野の昔ながらの街並みを散策します。
※雨天・荒天時の場合、竹野子ども体験村にて「竹野誕生の塩づくり」を行います。
※海岸を長時間歩きますので、濡れても良い動きやすい服装・歩きやすい靴でご参加ください。
※お飲み物や帽子のご持参など暑さ対策にご注意ください。