公演を観る
豊岡演劇祭2023 堀川 炎 『窓の外の結婚式』/©3waymoon

Program

公演を観る

Director's Program
ディレクターズ プログラム

『野火』

堀川 炎

原作:大岡昇平
演出・テキストレジ:堀川 炎

エリア

  • 出石

日時

9/22(日)14:00
9/23(月・祝)11:00
◎全ての回に託児サービスあり(要予約)
(詳細はアクセシビリティへ)

上演時間

70分(予定)
受付開始:開演45分前
開場:開演30分前

上演言語

日本語上演/英語字幕付き

料金

【全席自由】
前売一般:3,500円
当日一般:4,000円
前売U25・学生・障害者割引:2,500円*
当日障害者割引:3,000円*
前売当日共に18歳以下:無料*
うずまくパス:1,000円
*当日要証明書掲示

*クラップメイト
19歳以上25歳以下、または各種学生証をお持ちのお客様につきましては、公演当日残席がある場合に限り、無料でご観劇いただけます。

戦争文学の代表的名作を
唯一無二の一人芝居として。

舞台は、日本の劣勢が決定的となった第2次大戦末期、フィリピン・レイテ島…。
肺病を患った日本兵は、わずか数本の芋を渡されて中隊を追い出され、さらに野戦病院からは食糧不足のために入院を拒否される。飢えと敵におびえながら、野火の煙が立ち上る原野をさまよい歩く日本兵は、律しがたい生への執着と絶対的な孤独の中で、かつて棄てた信仰に目覚めはじめる。ところが目の当たりにする現実は、ことごとく彼の望みを絶ち切り、精神は極限状態となる。やがて共存している顔見知りの兵隊たちと再会するが、その事実は日本兵にとって受け入れがたいものであった。

当時を振り返り、真実をひとつひとつ思い出すとき、次第に彼は狂人と化していく。平凡な一人の男の異常な戦争体験をもとに、殺人、人肉嗜食、信仰、そして戦争とは何かを問いかけ、人間の思考と狂気をえがく大岡昇平の物語。

戦争文学の代表的名作である本作の演出を堀川炎、主演は、多数の舞台に出演し圧倒的な存在感で魅せる永井秀樹。
堀川炎、永井秀樹が創りあげる、唯一無二の一人芝居。

出演者
永井秀樹(青年団)
スタッフ
舞台美術:杉山至(青年団)
舞台監督:伊東龍彦
照明:伊藤泰行
音響:泉田雄太
音響操作:和田匡史
衣裳:中原明子(青年団)
演出助手:たむらみずほ(青年団)
制作:太田久美子(青年団)、西尾祥子(sistema)
アクセシビリティ
車椅子席
※車椅子で来場されるお客様は、チケット購入時にフェスティバルセンターまで電話、またはメールでお問い合わせください。

◎託児サービス(要予約)
実施日:全ての回
※無料の託児サービスを行います。
備考
※未就学児はご入場いただけません

トーク予定あり
クレジット
令和6年度日本博2.0事業(委託型)
主催:公益財団法人利賀文化会議、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催:有限会社アゴラ企画
©︎Maki Condo/コンドウ マキ
©︎Maki Condo/コンドウ マキ
堀川炎
脚本家・演出家・振付家。2008年に立ち上げた世田谷シルクを主宰。「くすっと笑えるアート」と称し、日常生活に入り込む奇妙な状況を、時にコミカルに描く。近年はビジュアルアート(視覚芸術)に視野を広げ、会話にこだわらない新しい表現を目指している。
主な受賞歴は、利賀演劇人コンクール 奨励賞・観客賞(『冒した者』)、世田谷区芸術アワード“飛翔”舞台芸術部門賞(『渡り鳥の信号待ち』)。