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©︎Hiroe Yamashita

Program

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Fringe Selection
フリンジ セレクション

『かいころく-工女編-』

安住の地

作・演出:私道かぴ

エリア

  • 江原

日時

9/14(土)14:00、16:30
9/15(日)10:00、16:30
9/16(月・祝)11:30

上演時間

60分
開場:開演30分前

上演言語

日本語上演

料金

前売:2,500円
当日:3,000円

これはかつての糸をつむいで生活してきた女性たちの
今日に続くいつかの私たちの物語

1人のおんなの手が、空をかろやかに動いている
赤子がなにかを求めるように 所在ない 柔い手には 
そのうちに すこしずつ つよさが宿りはじめ
ほそい指の先に やっとのことで なにかを掴む

なんびゃく なんまん なんおく もの
いのちを糸に変え 永らえた指たち
あつい湯に ふやかされ 老いた手先には
母の手の厚さも 
草木のかろやかさも 
雪の厳しいつめたさも 
生まれたての子のねばりけも
すべてのことが ありました

2023年、豊岡演劇祭と長野県大桑村の元養蚕農家で上演された一人芝居『かいころく』。戦前・戦中の養蚕農家の暮らしと生き様を文学的な文体で描き、高い身体性を伴う上演は各地で好評を得ました。
2024年、新たな『かいころく-工女編-』では、繭から糸を引く工女さんの生活や記憶を、取材から得た言葉で紡ぎ、しなやかな身体で表現します。養蚕に縁深い豊岡の地へぜひ足をお運びいただき、その土地にあったかつての人々の記憶に思いを馳せて下さい。

出演者
山下裕英
スタッフ
舞台美術:私道かぴ
照明:河口琢磨
音響:佐藤武紀
衣装:大平順子
舞台監督:藤原大介
宣伝美術:伊藤祐基
情報宣伝:日下七海・雛野あき
Web:森脇康貴・武田暢輝
制作:山井浩気・中野コナン
備考

※気候によって会場が高温になる場合があります。涼しい服装や、お飲み物などの持参をお願いします。

お問い合わせ
anjuunochi@gmail.com
クレジット
主催:安住の地/豊岡演劇祭実行委員会
©︎安住の地
©︎安住の地
安住の地
京都を拠点に活動している劇団/アーティストグループ。2017年旗揚げ。演劇を主軸に置きながら、音楽・写真・映像・ファッションなど様々なカルチャーとコラボレーションし「ミクストメディア」な作品を発表し続けている。ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム“KIPPU”選出、金沢21世紀美術館「芸術交流共催事業アンド21」選出、シアター・トラムネクストジェネレーションvol.11選出などの実績がある。
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